例年2日間の夏季大学も今年は1日での開催となりました。
会場は都ホテル京都八条。参加予定数の倍以上の申し込みがあり、8月上旬には締め切られるほどの人気でした。

二條流さんはチャペルでゆかた茶席

方円流さんの煎茶席

メインの研修会は、黄檗山万福寺第63代近藤博道猊下のご高話です。
まず一昨年12月の文化審議会の答申により、萬福寺の「開山堂(祖師堂)」「大雄宝殿」「天王殿」の3棟が国宝指定されたことについてお話しいただきました。
国宝指定の大きな理由として、日本の伝統的な寺院建築様式と中国明清代の復興仏教建築の融合が評価されたとのことです。この融合とは建築のみならず、芸術、職人文化、全国に浸透した黄檗文化全体を象徴しているということも評価されたのでしょう。
また、文化財維持の現実として、京都国立博物館所蔵の東福寺の襖絵や池大雅の作品の修復は、10年単位で数億円規模の費用がかかることが紹介され、文化財の維持には莫大な資金と高度な技術が必要であることが強調されました。
次に、江戸時代の旅日記にみる萬福寺として、当時の旅人たちの旅日記(旅記)から、萬福寺がどのように見られていたかが紹介されました。
そして本題となる茶席の掛け軸について、その意味が詳しく解説されました。
和敬清寂、日々是好日、無事是貴人、平常心是道、喫茶去、且座喫茶、
茶会や稽古で出会う禅語は、表面的な意味だけでなく、掘り下げて感じてみることの大切さに気付かされたのではないでしょうか。どの禅語も、「無分別智」につながります。
各禅語の解説は、ここでは省略しますが(参加者の特権です)稽古場で先生にお尋ねください。
研修会のあとで1枚。
その後の懇親会では、サプライズのゲームがあり、各テーブルでジャンケンし勝者が舞台へ。
舞台上でくじ引きをして、

なんと、家元が猊下の書をいただきました!
本日、早朝からご参加の皆さま、ありがとうございました。
お陰様で楽しい時間を過ごすことができました。
11月1日には宇治の黄檗山万福寺で第50回の月見の煎茶会が予定されています。
今回は小笠原流が献茶式担当ですので、是非お集まりください。
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