仏教大学お点前披露
ここカリフォルニアは今年は秋を通り過ぎて冬が駆け足でやって来たように、木々は
追いかけるように紅葉に染まり、落葉し始めるような慌ただしさを感じるこの頃です。
そのような折りに私の生徒でありました仏教大学の教授でもあるジェシカがセミナーを主催すること
になり、私に煎茶のお点前披露をするよう依頼されました。
思えば2年前にも“世界のお茶”という名目でインド、イギリス、中国そして日本からは
裏千家等合計8か国が参加したお茶の展示会がありました。私はその開催1週間前に裏千家の仲間か
ら是非参加して欲しいと頼まれて、山本先生にお道具をお借りして急遽参加した経緯がありました。
100人以上のお客様が他の国のお茶に参加せずに私の周りを囲んで見学されておりました。やはり
小笠原流のお点前はお道具も華やかで人気がありました。その際に今回主催しているジェシカとの出
会いがありました。そして今回は小笠原流だけが参加することになりました。
いざ準備をと考えましたが、生憎旅行シーズンたけなわで私の娘二人そしてその他煎茶の仲間の皆さ
んも参加出出来ず、山本先生、新しい生徒のイーセンと私の3人のみの参加となってしまいました。
山本先生が水屋のみならず、5人のメインゲストにお茶屋お菓子のいただき方や歴史等を説明して下
さいました。そしてイーセンが司会、私が中国系の人が多いので杭州雅点前を、第一童子、第二童子
も致しました。私の主人も荷物運び、セッティング、後で山本先生からお聞きしたのですが、水屋の
お手伝いもしたそうです。イーセンのガールフレンドも着物にブーツ姿でしたが、お茶やお菓子を配
るお手伝いをしてくれました。イーセンも司会を上手にしてくれましたし、ガールフレンドも楽しか
った様子で、また次のお茶会を楽しみにしているようです。
こうして少人数でしたが皆さんのご協力のお蔭で無事終了することが出来ました。
今回の経験を基にまた次回の茶会に向けて一生懸命精進していきたいと考えます。
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