小笠原流煎茶道便り「日々是好日」

関西を拠点に、日本各地・海外において小笠原流煎茶道の保存と伝承を図るとともに、煎茶道文化の普及活動を行い、日本文化の向上と発展に貢献する 『小笠原流煎茶道』の公式ブログです。

関西を拠点に、小笠原流煎茶道の保存と伝承を図るとともに、
煎茶道文化の普及活動を行い、日本文化の向上と発展に貢献する
『小笠原流煎茶道』の公式ブログです。

カテゴリ: 青少年育成

 花観茶会そして冷茶茶会へ

お稽古を重ねる中で、お煎茶の味わいをより多くの方たちに届けるには…が社中で話題となることがありました。
そこで、同門の方の古民家を会場とすることに快諾頂き、桜の見頃のころ 知人やご近所の方にお声掛けし、卓式点前三席でお迎えしました。
S__41451557
S__41451561

卓式点前 短冊 軽燕 風 斜めに受ける 文浄老師

盛り物 閑窓清友

正客定 百寿大吉

テーブル席で自ずと空気も和み、設えの短冊や盛物・正客定め、お道具にお点前。そしてお煎茶の味わい 何れでも喜んで頂きました。
S__41451564
S__41451562

花見茶会を終えた数日後、おひとりの方から「あのお味を子供たちの記憶として残してやりたい」とお声掛けがありました。

ボランティアで週一回コミュニティーセンターで小学生の放課後子供教室にて手作りおやつを提供されている方でしたので、夏休みのはじめに体験会をすることにいたしました。
S__41451544
前日の会場造りには子供たちも経験のない畳拭きに挑戦。「楽しみだなあ」の声が聞かれました。
当日は開場が待てず落ち着かない雰囲気でしたが、席入りの後は、『瀧』の軸と竹籠に山草を入れて涼しさを演出していること、日常生活の中のお茶のこと、また席での客としてのあいさつやお菓子や、お茶をいただくマナーなど親しく先生からのお話を聞くことで、次第に楽しむ雰囲気が生まれました。いよいよお茶が運ばれました。初体験でお茶の苦みに表情を崩す子もいましたが、挙って手作りのわらび餅がとても好評でした。
S__41451554
S__41451553
平素は活発でも整えられた茶席で静かに待つことを自然に体験できたと感じます。アンケートで「お菓子のあとの二煎目の味が美味しく納得できた」「また参加したい」との声が多数ありました。
最後の席は大人の方も交じり三席を無事終えました。
平素のお稽古で幅広く学ばせて戴いていることが今回の茶会につながったと考えます。
お茶の力を信じ、今後もつながりが感じられる場造りのため役立てれば幸いと願っています。ありがとうございます。  島根支部 
佐々木翠康                             

 S__41451551

 

島根支部の皆様、2件にわたるお茶会報告ありがとうございました。

窓からの桜も美しく卓式点前で和やかな茶会であったと思われます。さぞかし、美味しいお茶だったのでしょうね。そして
「お子さんたちに美味しいお茶を飲ませてあげたい」という思いから、見事に実行されましたこと嬉しく想います。
お子様たちも暑い夏日に冷たいお茶とわらび餅を楽しまれたことと思います。今回の茶会体験や味覚の記憶がお子様たちにとって良き思い出になりますように。
佐々木社中のみなさま、ありがとうございました。
 

小笠原流煎茶道のホームページはこちら
小笠原流煎茶道

先日学習した訪問時の作法の実技試験です。
IMG_2437
緊張して美しいお辞儀から始まります。
IMG_2438
IMG_2441
訪問時の注意点…覚えているかな?
IMG_2434
今の時代、大人でも難しいかもしれませんね。でも子供たちはしっかり身についていました。
IMG_2433
後半は、お茶の淹れ方実技試験。
「家に急須がありません」が増えました。
10分間で真剣に話し合いながら淹れていました。
帰ったら家族にお茶いれてあげてね。







小笠原流煎茶道のホームページはこちら
小笠原流煎茶道

小学校では、1年生で箸についての授業があります。
箸の歴史から取り上げ方、持ち方、忌み箸、箸の種類など。
そして2年生と4年生で箸の扱いテストがあります。
箸の上げ下ろしから持ち方、使い方などを校長先生、副校長先生とチェックします。
IMG_8466

作法に関する考え方も時代と共に変化し、最近では右利きに矯正するということも少なくなりました。
お客様が左利きと事前に分かれば、最初から箸を右向きに置くケースも増えてきましたし、フォークやナイフのように縦向きに置く店舗も多くなりました。
それはそれで時代の流れなのでしょうが、日本の文化として箸のおき方や意味合い、美しい扱い方などは無くすことなく伝えていきたいと思います。
テストでは、座布団に座る前の挨拶から。
なかには緊張して思うように箸が持てず泣き出す子も。
小さな子たちが箸を持てるように一生懸命に頑張る姿、いつも応援したくなります。
卒業されるころにはきっと上手になっているでしょう。
がんばれ!

小笠原流煎茶道のホームページはこちら
小笠原流煎茶道

沖縄総支部 阿賀嶺先生が恒例にされている田場学童クラブの修了記念茶会がコロナ禍で中止になってしまった代わりに2月22日、子供達が折り紙で雛人形を作り、雛あられと菱餅しました。
そして沖縄の三月グワーシと、美味しいお煎茶をいただき一足早いおひな祭りを楽しみました。
〈学童30人先生4人が出席〉
159412606_159334412680083_4781685653495111573_n
159117895_451138069638590_3776716273040371779_n
お子さま手作りのひな人形たち
159146564_185424066416640_9003177138299379605_n
菱もちは阿賀嶺先生の手作りです。

159221385_107061424690231_3515089467694905201_n
沖縄でも上巳の節句にかけてイベントを開催していただき嬉しく思います。
日本茶とともに五節句はじめ、しきたりなど伝えていくことは大切なことです。
モノの価値より心の価値を求めていきたいですね。
阿賀嶺先生、素敵な会をありがとうございました。

小笠原流煎茶道のホームページはこちら
小笠原流煎茶道

緊急事態宣言が続きますが、小学校や幼稚園は通常通り開かれています。
今年も1月から幼稚園での「和の心のじかん」がはじまり、元気一杯の子供たちに癒されています。
IMG_8075 (2)

IMG_8077
正月遊びは福笑い。「笑い門には福来る!」それぞれにできた変な顔に笑顔いっぱい♪
早く大声で笑いたいね。
IMG_4379 (2)
今日はお箸の扱い。しっかり座って取り上げ方から覚えます。
IMG_4384 (2)
お兄さんお姉さん先生たちに教えてもらい、年中さんも頑張りました。
IMG_4402 (2)
今日のお菓子は「したもえ」
もうすぐ春、雪間の芽生えをスケッチしましょう。

コロナ禍で子供たちもずっとマスクです。
「マスクは鼻まで!」「大きな声はダメ!」「くっつかないで!」の日常に子供たちもストレスを抱えていることでしょう。
その中で週に一度の「お茶のじかん」を楽しみにしてくれています。
来週は節分の鬼退治です。コロナの鬼をやっつけてもらいましょう!



小笠原流煎茶道のホームページはこちら
小笠原流煎茶道

↑このページのトップヘ