2023年08月
2023夏季大学兵庫 研修会

300名近くご参加いただきました。皆さん熱心です…

開講式では、黄檗山万福寺第63代管長近藤博道猊下のご挨拶
「今日は煎茶の知識を増やしましょう」とお言葉をいただきました。

担当流挨拶 小笠原流家元 「煎茶道を学ぶものとして3つの和(話す和、絆の和、優しさを求める和)を大事にしましょう」

第1講 京焼の煎茶道具ー六兵衛・木米から三代清風与平までー中之島香雪美術館 梶山博史先生
京焼煎茶器の揺籃期から発展期、また幕末から明治への代表的な京焼作家や文様の由来や諸外国からの影響など勉強させていただきました。

第2講 諸国煎茶のやきもの巡り 愛知県陶磁美術館 大槻倫子先生
優れた煎茶器を生み出した主な地方窯として、湖東焼、亀山焼、常滑焼、萬古焼などの成り立ちや煎茶の淹れ方による急須作品の変化などを詳しく教えていただきました。

閉講式では、近藤猊下から受講者を代表して小笠原流 岡田秀官先生が履修証をいただきました。
今年も夏季大学にご参加いただきありがとうございました。夏季大学のツアーで淡路旅行にご参加の皆さんもお楽しみください。
さて、来年第57回夏季大学は静岡です。また来年、お会いしましょう!
2023夏季大学兵庫 懇親会
2023夏季大学兵庫 歓迎茶会
川西支部煎茶体験講座ご報告
地域の明峰地区において明峰公民館が募集をしてくださり6月2日(金)・6月16日(金)の2回コースで煎茶体験講座を企画してくださいました。
残念なことに6月2日は大雨で警報が出たため、中止となりましたが16日は8人で実施しました。10:00から11:30分でしたので全員に玉露とお菓子をお召し上がりいただいてお茶会形式の体験をすることといたしました。
杭州棚雅点前 真の飾りのお点前をしながら今、何をしているのかを説明しながらの体験としました。
水屋では温度計を使ってお茶をお出ししている姿をも見ていただいての体験でもありました。
話しながらのお点前ですので、マスクをしましての実施でしたが三蓋菱定紋の話もして興味深くお聞きいただきました。
玉露の味もしっかりと勉強していただきました。
男性二人、女性六人でしたがとても良く分かって、あとのアンケートで八人全員が大変良かったとの評価で、館長様からとても喜んでいただきました。
これが小笠原流煎茶道のお稽古のキッカケになれば本当に嬉しいのですが果して?
以上
川西支部 岡田 秀官
ご報告ありがとうございました。
大寄せの茶会とは違い、体験会ではお客様のご質問にもゆっくりお答えできる時間があるのがよかったですね。
煎茶道の点前をお見せするだけではなく、何のためにお点前をして、どのような目的があって稽古をしているのか。などをご理解してご覧いただくだけで興味の湧き方も大いに変わるでしょう。
文人趣味の棚やその日の設え、菓子の決め方や茶葉の選定もご説明があると、より関心が湧きますからね。
水屋の様子をライブでお見せするのは斬新です。
川西支部、有志の皆様ありがとうございました。今週末は、いよいよ夏季大学です。引き続きよろしくお願いいたします。