小笠原流煎茶道便り「日々是好日」

兵庫県芦屋市を拠点に、日本各地・海外において小笠原流煎茶道の保存と伝承を図るとともに、煎茶道文化の普及活動を行い、日本文化の向上と発展に貢献する 『小笠原流煎茶道』の公式ブログです。

芦屋市を拠点に、小笠原流煎茶道の保存と伝承を図るとともに、
煎茶道文化の普及活動を行い、日本文化の向上と発展に貢献する
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2023年03月

煎茶道講座のご報告をさせていただきたいと思います。

2週間ほど前にご依頼いただいたのですが、損保ジャパンの顧客様向けに おいしいお茶の淹れ方やマナーなどの煎茶道講座をお願いしたいとの事でした。

最初は戸惑いましたが、 せっかく煎茶道を知っていただけるチャンスなので、ありがたくお引き受けさせていただくことにしました。

急だったこともあり、茶歴の浅い方も含め、力を合わせて、茶具台点前を披露してお客様(13名)の皆様をおもてなしいたしました。

着地点はおいしいお茶を飲んで日常から少し離れ、優雅なひとときを過ごしていただく事でした。「おいしかった、はじめて飲むお茶の味だった」「楽しかった」と嬉しいお言葉をたくさん頂戴することができ、ほっといたしました。 お点前さんも今日はぐっすり眠れると思います。
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 煎茶道に限らず、和の文化にはお互いを尊重する思いがあると思います。 その気持ちが和の文化に触れると、「心地良いな」と感じたり、「やっぱり落ち着くなぁ」と思ったりするのではないかなと思います。
人から大切にされていると感じると、私も心が温かくなります。 忙しい毎日ですが、誰かのために、自分のために、いつもより少しだけお茶を丁寧に入れて、心から一息つく時間をもつことで、心にゆとりのある潤いのある生活をみなさんが送れると、もっと素敵な世の中になりそうです。

難しい顔をされていたおじさまたちも、お茶をいただいた後、とってもほころんだ笑顔を見せてくださり、お茶ってすごいと思いました。 皆さんの笑顔を見てほんとに幸せな一日だと感じました。

微力ながらこれからも煎茶道の素敵な心をお伝えしていきたいと改めて思いました。

小笠原流煎茶道としてまたこのようなご依頼をしていただけるように努めて参ります。ありがとうございました。 村田翠奈

ご報告ありがとうございました。少人数で体験会を受けられるのも大変でしたね。しかし、お客様にも喜んで頂けたようですし、教室の皆さんもやりがいを感じられたのではないでしょうか。
第2弾のご報告お待ちしております。
豊橋教室の益々のご活躍を期待しております!

 

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3月5日瑞峰庵・松風庵にて春の煎茶会を開催しました。
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玄関には赤色紙の「福」に白いストックがモダンに生けられています。
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待合は春の席らしく辛夷や桃が飾られ、脇床には今までにいただいた記念の品が。
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床の間には五カ条、そして万代長寿
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家元、副家元を招いて1席目が始まりました。
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受付は関学の後輩たち
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香煎チームは女学院の後輩たち
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茶具台単式の同時点前です。後見役も頑張りました。
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茶会のあとは卒業のセレモニー
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先輩たちも駆けつけ卒業を祝いました。
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茶話会風景です。

今年の卒業生はどこの大学も思うような学生生活ではなかったでしょうが、最後のお茶会ではご家族やご友人、同門者からもお祝いしてもらえ、いい思い出が出来たと思います。
4月から社会人ですが、大変な時にはいつでも心を整えにいらしてください。
みなさん、ご卒業おめでとうございました。











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大学4年生を送り出す春の茶会が開催されました。
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京都市国際交流会館
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離れの茶室
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学生だけで手作りの煎茶会を考えました。
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会記もお洒落にできました。
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茶席のあとは、別室で稽古風景や思い出の上映会
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卒業生たちが見事な点前を披露しました。
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お菓子銘は「架け橋」打ち合わせを重ね、作っていただきました。
架け橋には夢や思いが詰まっているようです。
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茶会のあとは卒業セレモニー 
コロナ禍で大変な学生生活でしたが、頑張って煎茶道の活動を続けて来られました。
そんな中でも積極的にイベントもされてきたので、たくさんの思い出が出来たことでしょう。
何よりも素敵な仲間が出来て本当に良かったですね。
ご卒業おめでとうございます!
これからもみんなで仲良くお茶しましょう。












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前日が立春で、今年初めての呈茶の当番にあたりました。
当日は、庭園の周辺通りは、フリーマーケットが行われていて、コロナから解放されたような雰囲気でした。庭園のお客様は、元にはもどってはおりませんが、遠方からのお客様もおみえになりました。
お煎茶の席は初めてという方がおみえでした。
お席の設え、お道具などとても興味深くご覧になっていました。今回は、シンプルに煎茶の道具やお点前をご覧いただけたらと思い、茶布敷点前でおもてなししました。
お床かざりは、干支のうさぎ3匹がむつみあっている画に「和を以て貴しと為す」という十七条憲法の第一条からの文言を画讃のお軸と「万代長寿」の盛り物、「不老長春」の正客定めとしました。この時期、意味深いお席となりました。

小倉北支部 中村 翠道

ご報告ありがとうございます。今年の勅題「友」だけに軸の兎も合っていますね。
立春らしいお席でお客様にも煎茶道の楽しさが伝わったことでしょう。
定期的な呈茶席ですが今後ともよろしくお願いいたします。

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令和5年1月8日の家元初煎会に島根支部から6人が参加しました。

当日は初春に相応しい晴天で、恵まれた朝を迎え喜びと感謝の気持ちで

瑞峰庵の門前に立ちました。
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全てが目あたらしく不安と緊張です。初日の茶席で立礼席に入り、凛とした

空気があふれた中でのお点前は初めての経験です。

お水屋で後見の若宗匠様より、「落ち着いていつものお稽古の通りに」とお声を

かけて下さり、心の不安が軽くなり落ち着き、お道具を大切に扱いながら

お点前をさせていただきました。
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小提藍点前のお披露目と決まってからは、永井先生、西坂先生の指導のもと

お稽古が始まり、鳥取から米子間を東奔西走の連続でした。

9月の検定のおりには、御家元様、副家元様の(基本を大切に)
(ここからがスタートですよ)との言葉を思い出しながらの日々でした。

 私の小笠原流煎茶道との出会いは、松江城山大茶会でした。

お茶席での気品あるお点前、お客様をお迎えする心遣いに

迎え花、床飾り、盛物、お茶の美味しさに感動し、入門に至りました。

お茶会に出席する度に、素敵な彩り豊かな煎茶道に魅了された私でした。

これからもステップアップして参りたいと思います。
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今年は私の特別な新しい年です。お免状に恥じないようにお稽古に励んで

参りたいと思います。

御家元様、副家元様、若宗匠ご夫妻様、お手伝いいただきました皆様に感謝

申し上げます。ありがとうございました。 島根支部木下翠廣

お便りありがとうございます。初煎会でのお披露目誠におめでとうございました。
点前直前の独特の緊張感は良い思い出になりましたね。とても落ち着いて綺麗にお点前されていました。
今年も講習会や数々の茶会も予定されていますので、またお会い出来る時を楽しみにしております。
支部の皆様にもよろしくお伝えください。

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