小笠原流煎茶道便り「日々是好日」

兵庫県芦屋市を拠点に、日本各地・海外において小笠原流煎茶道の保存と伝承を図るとともに、煎茶道文化の普及活動を行い、日本文化の向上と発展に貢献する 『小笠原流煎茶道』の公式ブログです。

芦屋市を拠点に、小笠原流煎茶道の保存と伝承を図るとともに、
煎茶道文化の普及活動を行い、日本文化の向上と発展に貢献する
『小笠原流煎茶道』の公式ブログです。

2023年02月

こども伝統文化体験教室 報告

 

 兵庫県が教育委員会を通して小学校・中学校・高等学校に呼びかけ   て、希望校には日本の伝統文化体験教室を出前講座として赴こうとい   う兵庫県独特の制度です。

 私たち兵庫県茶道協会の会員として入会している流派は希望校に対し   て2日間、各流派がそれに応えて出張教育に行くことになっておりま   す。

 今回、小笠原流煎茶道は神戸市立 雲雀丘中学校の1年生58名に対し   て講座を担当することとなりました。

 先生と打ち合わせの結果、本来は二日間を予定していましたが出来る   ことなら講師の先生方には長時間の指導になって申し訳ないのです   が、二日分を一日に集約して長時間で実施してもらえないかとの申し   入れでありましたので、私達はそれを受け入れることにしました。

 人数が多いので如何にすれば効率よく体験、実践が出来るかを考えた   結果、午前と午後に分けて人数を半分にして実施することとし、講義   の前半は先生のご要望である礼儀作法を、後半は正式なお茶会を開   き、生徒全員をお客様として入ってもらおうと決めました。

 当日は23日節分の日でした。朝9時半から4時過ぎになるのでお昼弁   当を持参しました。

 前半は礼儀作法の時間で、小笠原家が室町時代に「礼王の位」を頂い   た話から「あいさつ」礼儀の大切さを述べ、真・行・草の挨拶を座   礼、立礼で実務指導いたしました。

 また洋間、和室での上座、下座など今はあまり言われないことですが   社会人になればとたんに役立つことになる話などで盛り上げました。

 後半はきっちりとしたお茶会形式で、お床には軸と盛物が、また正客   定まで用意して席入りしてもらい、お正客には正客の挨拶と一同には   お相伴の挨拶も正式にして頂きました。

 お点前の一つずつ何をしているのかを詳しく説明をして進めました。   お菓子は節分の鬼のお菓子に大盛り上がり、そのお菓子のお運び、玉   露が二煎出ますのでその二度のお運びも、またそのお茶碗を引くお仕   事など、とても忙しい体験となりました。一煎目のお茶と二煎目のお   茶の味の違いにびっくりしたりして、いい日本伝統文化の一端を体験   できたのではないでしょうか。

 特に嬉しかったのは先生がとても日本伝統文化にご熱心で、小笠原流   煎茶道のホームページを開かれて、その中のお点前の動画を全生徒さ   んに事前に見せてくださっていたのです。これには大感激でした。

 また、早速に全生徒さんの受講感想文をお届けくださいましてありが   たい限りです。先生ありがとうございました。

 兵庫県がこのように日本の伝統文化に力を注いで下さり、予算を計上   してくださることは大変ありがたいことで感謝に堪えません。今後と   もこの制度がいつまでも続きますよう願って止みません。

 以上ご報告まで。 

              関西総支部  岡田秀官

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                                         以上

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小笠原流煎茶道

BRUTUSに取り上げられた卒業生。夢に向かって頑張っています。お茶の世界に魅力を感じる若者が増えているのは嬉しいことです!

〈長春〉という、3人の大学生が立ち上げた日本で一番フレッシュな茶会を知っているだろうか?
お茶に魅せられた若人たちが、その文化の奥深さ、お茶のさらなる美味しさを日本全国に広めるべく躍進中。その活動の一部を紹介する。


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長春〉の3人。左から、山本悠馬さん、小野蓮音さん、星野孝太さん。

写真中央の小野蓮音(れおん)さん。彼が〈長春〉の発起人でもあり、ハブとなりイベントの運営、商品開発などの面で活躍。小野さんは高校生のときに煎茶に出会い、その精神性に惚れ込み、小笠原流煎茶道にてその道を学び、煎茶道の資格まで取得するほど夢中になった。
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長春

20代前半のお茶好き3人が意気投合し、2022年8月にスタート。日本全国でお茶の魅力を伝える茶会を開催する。オンラインショップではプロデュースしたお茶を販売。また、静岡県の富士山の麓にある茶園〈長春片倉〉の管理・運営も行っている。

公式HP:https://shop.changchun.jp/
Instagram:@changchun.jp

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218日、朝一番 ご本尊と 観音様に献茶の後、

東慶寺本堂の書院にて お席が開催されました。 

千宗旦ゆかりの茶室「寒雲亭」保全のためのチャリティー茶会です。

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お軸は「和敬清閑」、お床の盛り物は「五清」、

正客定は「芝山祝寿」です。

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お菓子は寒牡丹。
上に藁の覆いを模した茶色のりゅうさん紙をのせます。
これもお仲間が分担して折ってきてくださった物。
和菓子職人さんがお菓子の懐紙絵を添えてくださいました。
皆様に感謝申し上げます。

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おもてなしの気持ちとして この茶会のために。結界は 藻玉と竹根で手作り、鎌倉彫で 仏手柑の茶合を彫りました。お客様が お楽しみ頂けましたら幸いです。」

素敵な茶会報告をありがとうございました。
各所に細やかな心遣いされた茶席でご来席の皆様にも喜んでいただけたことと思います。
関西からご参加の皆様もありがとうございました。

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JOYONEカードプレミアム会員向け企画としてアシノバ茶会が開催されました。
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受付のあと、露地(特別通路)を通り、伽羅の香りのする特別茶室へ。
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暗い室内ではBGMの流れる中、和蠟燭が心地よく揺らぎ、気持ちも自然と落ち着きます。
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トークショー 煎茶と抹茶の違いや日本茶の魅力について。
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煎茶席体験 抱月棚 床軸「桜」直外 盛り物「万代長寿」
風にたなびく陰陽五行の布をあしらい、人生におけるたおやかさを表現。
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菓子:春告げ鳥 玉露:瑞峰庵・匠 
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お茶の楽しみ方として。 冷煎茶を用意
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大福茶:温かいほうじ茶に黒豆、結び昆布など
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2日間アシノバスタッフの方々にもお世話になりました。
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最後は蓋置をリクエスト!

今回は、煎茶道の紹介とご家庭でも淹れられるお茶をご紹介しました。
お客様全員から「大変満足」のアンケートをいただき嬉しい限りです。
それぞれに「家でやってみよう!」「こんな素敵な茶会はじめて!」とお喜びの声をいただきました。
アンケートの一部をご紹介
・煎茶道に興味があったので非常に楽しかった。日常のお茶を丁寧にいれたいと思います。
・お花やしきたりなどの他の知識も学べてとても勉強になりました。
・非日常の空間、美味しいお茶屋お菓子、丁寧でわかり易いご説明、すべてが素敵でした。
・皆様の所作が美しく、とてもゆったりした気持ちで拝見していました。
・お茶の色々な飲み方を知ることができ、とても良かったです。
など。
これからも煎茶道や日本茶の魅力をお伝えして参ります。
青峰会の皆さん二日間ご協力ありがとうございました。

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 煎茶3案内ポスタードイツ語
 期間:22日~5

 日本のブースで、一日一回煎茶道のデモンストレーションを行う。
 テーブル上での丸盆点前をご披露。

 

 期間中、毎日15時より煎茶道のデモンストレーションを行いました。

 コロナ明けで旅行へのアイディアを欲して、会場はすごい人でした。

 日本ブースはとても人気で、ずっとお客様がお越しでした。

  デモンストレーション中も立ち見もあって沢山の方々にご覧頂きました。
 2023-02-03 在スイス日本大使館 藤山大使
 スイス大使もお出でになりました。
 煎茶1
 
 煎茶2
 煎茶4折紙
 煎茶5お着付け
 折り紙と着付け
 煎茶6スタッフと集合写真
 スタッフの皆様  直近では、スペインとルーマニアでの参画がある予定
 とのこと期待しております。

 



  

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