煎茶道便り「日々是好日」

関西を拠点に、日本各地・海外において小笠原流煎茶道の保存と伝承を図るとともに、煎茶道文化の普及活動を行い、日本文化の向上と発展に貢献する 『小笠原流煎茶道』の公式ブログです。

小笠原流煎茶道の保存と伝承を図るとともに、煎茶道文化の普及活動を行い、日本文化の向上と発展に貢献する『小笠原流煎茶道』の公式ブログです。

2018年09月

献茶式の後、九州総支部による煎茶会がにぎやかに開かれました。
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本席 床には黄檗山萬福寺52代管長 道元猊下の書「素」 盛り物:大寿佳色
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正客定:風月三昆  
後見の先生から詳しく解説をいただきながら、心一つに和やかな空間を愉しみました
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香煎席には家元の雲心と盛り物に三雅集清
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近松寺内にある小笠原記念館では小笠原家と所縁のあった東郷平八郎や乃木希典、山本五十六などの手記はじめ、貴重な品々を拝見することが出来ました。
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そして唐津城を見学してから帰路につきました。
この度、九州総支部の皆様には大変お世話になり感謝いたします。初めての唐津煎茶会でしたが記念に残る大変意義ある会となりました
佐賀は売茶翁の故郷でもあり、栄西が茶種を植えた背振山もありますので煎茶文化には興味をお持ちの方々も多いようです。地元新聞やテレビの取材にも取り上げていただきましたので、これからの差が出の活動を楽しみにしております

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小笠原流煎茶道

小笠原流煎茶道の創始者の一人である小笠原長生候へ献茶式並びに茶会が長生候のお膝元唐津で献茶式並びに茶会が九州総支部主催で開催されました。

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佐賀新聞に当日の様子を掲載いただきました。
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/276081

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夕方からは唐津煎茶会の前夜祭が唐津シーサイドホテルで開催されました。IMG_5284 (2)
梅根総支部長のご挨拶 ~永年の企画がようやく実現~
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ご来賓挨拶 近松寺飯田宗演ご住職 
小笠原長生公のお言葉をご紹介いただきました。
「舎利子みよ 空即是色 花盛り」奥深い素敵なお言葉です。
明日、献茶式と煎茶会は唐津藩6代藩主小笠原長生公の墓石がある近松寺で開催させていただきます。
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家元のご挨拶 ~明治後期、世相の乱れを正すべく、長生公と国の重鎮方との決定で小笠原流煎茶道が創流されたもので長生公を流祖とも考えています。~
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地元名士の方々はじめ、多数のご来賓の皆様にご臨席いただきました。
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熊本支部の皆さんと
祝賀舞や伊万里焼などの抽選会もあり、和やかに楽しく過ごさせていただきました。
九州総支部ご担当の先生方、素晴らしい時間をありがとうございました
また関西総支部、山陰総支部からもご参加いただいた皆様ありがとうございました。
明日の献茶式並びに煎茶会が意義深いものとなりますように

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9月15日 明日の唐津煎茶会前日に佐賀に入りました。IMG_5236 (2)
昼食を終えてから、秘窯の里である伊万里市大川内山を見学しました。
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江戸時代、佐賀藩(鍋島家)の御用窯があった山奥の窯元です。
三方山に囲まれ、将軍などへの献上用としての焼き物、絵付け等の技術が外部には漏れないよう関所を設け、厳重に管理され永年守られていたそうです。
案内してくださったのは鍋島焼の流れをくむ七代小笠原藤右衛門さん。
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この日のために煎茶器を製作してくださいました。
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繊細な絵付けにみなさん、興味津々の様子でした。
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その後唐津市内をめぐりホテルへ。
この日は天気に恵まれ宝当神社のある高島も綺麗にみえました。


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神戸市御影家元教室からお便りをいただきました

この日は先生から免状をいただく授与式があったようです。

吉村

今回、吉村秀由さんは助教授資格を修得されました。毎月熱心に稽古に通われていますが、もちろん自分一人の力で修得できるものではありません。

お辞儀の仕方もままならない時から、先生や先輩たちのご指導のもと、稽古を積まれてきました。そして長年続けることにもご家族や周りの方々の大きなご協力があってのことでしょう。ですから免状をいただくということは、本人にとって感謝の証でもあります。

 

筍は一日にして1m以上伸びるときがあります。まっすぐに成長する竹もしっかりと根を張り、節々があるからこそ、強風にも強い竹となります。その節で囲われた空間が竹を上へ上へと伸ばしますが、立派な枝葉がつくのは節からなのです。

 

日本の稽古事というのは、この節々を迎えるときに、自分自身を見つめ返します。稽古を習いはじめた時の初心の気持ちから、その時の新鮮な感覚や楽しさ、難しさなどを振り返り、今となっては、自分は何のために稽古をしているのか?そして稽古で身につけたものを、これからの自分の生き方にどう反映することができるのかなどを自問自答し、前に進む大切な機会なのです。

 

自分の本当の気持ちである「誠」に立ち返り、しっかりと大地に根を張り巡らせ、揺るぎない軸を持ち、節々をもって大きく成長していただければ、自分を思ってくださっているみなさんに対しても何よりの恩返しになるでしょう。

来年の発表に向けて益々お稽古頑張ってください


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