7月22日パリ郊外にある美術館で小笠原流煎茶道のデモンストレーションが行われました
Il y a une semaine, l'école Ogasawararyu France a fait sa première démonstration de senchado. Encore de petits points à régler pour la prochaine qui nous l'espérons se fera sous des températures plus clémentes. 😅
Vous pouvez retrouver ci-dessous les photos de cette première.
Nous remercions les participants et l'association Ganbalo pour cette première. 😊
初めてのデモンストレーションから1週間が経ちました。
お道具などを揃えたりと改良するところもありますが、次回のデモンストレーションも頑張りたいと思います!貴重な機会を下さったガンバロアソシエーションに感謝しております。
日仏友好160周年にあたる今年、パリでは7月からジャポニズム2018が開幕しています。秋には若冲の欧州初大規模展なども開催されます。
もともとゴッポやモネにも影響を与えた日本の文化・芸術でしたが、近年では文明の進化とともにアニメやゲーム、アイドル、メディアアートなど新たな形の日本文化にも注目が集まっています。
昔から日本文化は海外からも注目されることが多いのですが、それは異文化と日本文化を融合させ、新たな日本文化を作り上げるという日本人特有の多様性と文化的美意識にあるのかもしれません。
しかし、海外から見ても一番魅力的に感じられるところは日本人の精神性にあり、この大自然に畏敬の念を持ち、日常的なものの中に美意識を求道する姿こそが日本の文化として美しいと思われているのではないでしょうか
今回、彼が一人で点前披露されましたが、決して派手な仕掛けや音響もなく、道端に茣蓙を敷き、ただ目の前の道具に向かい、姿勢を正し心を込めて茶を淹れる。その姿から日本に伝わる精神性、日本文化の奥深さを感じ取っていただければ嬉しいですよね
若冲の絵はフランスでも大人気のようですが、若冲自身が憧れ、人生の師と仰いだ煎茶道の祖「売茶翁」のことを知れば、さらに日本文化の奥行きや魅力が感じられるのではと思います。
彼の写真を見て、パリの売茶翁のように思えました