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秋の文化行事も終わり庭園は、冬のよそおいの準備をはじめた最後の紅葉を楽しませてくれていました。
お客様は、師走になり、多くはありませんが、今回は、この時季にふさわしい比翼棚風瓢杓のお点前でおもてなしをしました。
いつものように他流の方がそろっておみえになり、小笠原流の瓢杓の使い方を興味深くごらんになっていました。今回の呈茶席は一席の入席数が少なかったので、お茶やお菓子の召し上がり方や召し上がったあとのお茶碗の扱いや懐紙の始末などご一緒にして
ちょっと煎茶教室のようで、喜んでいただきました。庭園の呈茶席は、日本文化の発信のような意味合いももっていますので、お点前を見てお茶を召し上がるのではなくこんなこともしながら過ごしていただくのもいいかなと思いました。
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床のお軸は、庭園所蔵の「無事」盛物は、紅葉した南天の木と黄菊と白菊の取り合わせで「大寿佳色」
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正客定めは、「菊瘦蟹肥」としました。

「菊瘦蟹肥」は、盛りを過ぎて普通は使わないような小菊を使って、冬の前の自然の様子、「菊は痩せ、蟹は、冬越しのために体を肥らせている」を表しています。と申しますと喜んでいただけました。

 大きなお茶会では、なかなか難しいお客様によりそったおもてなしが呈茶の小さなお茶会でできます。このような機会を持てていることを感謝して今年の最後の呈茶を終わります。また、新たな気持ちで日頃のお稽古に励みたいと思います。

 報告書の記入者  小倉北支部 中村 翠道  

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中村先生 ご報告ありがとうございました。床の「無事」と
大寿佳色が年納めの呈茶席に相応しい飾りです。
日常を忘れ、お客様と一緒に会話や所作を楽しんだり、瓢杓から出る湯のようすや茶の味を感じることが出来るのは正しく閑人適意の韻事であり、心のオアシスとなりますね。
一年間お疲れ様でした。来年も小倉3支部の益々のご活躍をお祈り致します!