令和4年8月28日(日)は熊本市青年会館で研修会
煎茶道は茶葉や点前のみならず、陶磁器、季節の行事、歴史、書や花、建築などなど幅広い知識が必要となります。夏季大学では毎年様々な分野の講師をお招きして勉強会をさせて頂いています。
今回の第1講目は「陶房雑話」第15代沈壽官先生
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424年前の秀吉朝鮮出兵の時から日本に伝わる焼き物のお話し(薩摩焼を中心に)やご自身の生い立ちなど大変興味深いお話しを拝聴しました。
中でも「練習を重ねるだけではなく、自分が何を伝えるのかを考えることを自分の中に持つことが大事」というお言葉が陶芸のみならず煎茶道の稽古にも繋がることと実感しました。


第2講目は「加藤清正と熊本城」九州大学比較社会文化研究院博士の花岡興史先生です。
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加藤清正(せいしょこさん)の伝承と真実のお話しでは清正の豪快なイメージとは違い、実は気遣い上手で心配性だったなど当時の手紙や文献から読み解かれて楽しくお聞かせくださいました。
また熊本城も、実はディズニーランドとディズニーシーを合わせた大きさよりも大きいことや、もともと蛇行していた白川の流れを変えて作られたことなど、熊本城の不思議や見どころを楽しく聞かせていただきました。
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路面電車の奥に熊本城
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さて、来年の夏季大学は神戸です!
家元からは「神戸牛や明石鯛をお楽しみください。懇親旅行は淡路島を予定しています!」と翌年に向けたご挨拶がありました。
今回の夏季大学はここで終了となりますが、このあと懇親旅行として希望者は天草方面に向かわれました。
全日煎事務局のみなさん、担当流派のみなさん、有意義な時間をありがとうございました!