島根支部 重陽の節句茶会ご報告
例年にない夏日が続く長月 島根支部の行事として重陽の節句茶会が行われました。
今回は県西部に位置する江津の地でのこと、遠路を皆様に足を運んで頂きました。
待合には大輪の菊の被せ綿を飾り、冷たい菊水でお迎え致しました。私自身 被せ綿は初めてのこと。その由来と優雅さに日本文化の豊かさに深く思い至りました。
秋山香趣
本席では抱月棚両勝手にて、互いに息を合わせての点前で美味しいお茶をと練習を重ね、夏日の湯の温度と炭の加減に苦心致しました。変わりゆく季節に相応しい準備のあることを学ばせて頂きました。
同門の皆さまとの茶席は和やかで笑いも生まれ、心地よい時となりました。学び合うことは支え合うことでもあり、無事に務めることが出来ましたこと
大変感謝致しております。有難うございました。
報告書の記入者 佐々木翠康
島根支部の皆様、ご報告ありがとうございます。9月の茶会とのことで秋らしい盛り物が素敵ですね。
菊茶の香煎に露地を通られてのお茶席でしょうか。
五節句や月見など季節ごとの楽しみ方がたくさんありますので、これからも様々な旬を楽しむ煎茶会を企画してください。
島根支部の皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
十一月五日台湾北投文物館茶会
那覇市文化協会あけもどろ総合文化祭
錦秋の京都へ
盆栽の鑑賞のポイントや見方を学び、より興味深く拝見できました。
今回の受賞作品です。
清雅なる文人世界…蕪村「十宜図」の世界観です。
その後、東福寺へ
東福寺原田融道管長から3つの慣行や和顔愛語の有り難いお話、そして直筆の書をいただきました。
法堂には非公開の荘厳な涅槃図が。
ライトアップの通天橋へ。しばらく美しい紅葉をお楽しみください。
今年一番の見ごろのようでたくさんの観光客が。
売茶翁はどこら辺で茶を愉しんだのかと考えながら散策しました。
売茶翁は通天橋の木の枝に次の聯句を掲げました。
紅楓染霜 通天畔晒錦
黄芽和雪 洗玉澗辺煮春
紅葉が霜に染まり、晩秋の通天橋のほとりは錦を晒したかのようだ。
茶の黄色い芽を雪にあわせ、渓流・洗玉澗の辺りで春を感じさせるお茶を煮ている。
この時季、皆様も各地で紅葉をお楽しみください。
大阪KKR清芳会茶会
神戸女学院大学手作り茶会
今年のテーマ「和」を竹取物語に沿って演出しました。
お客様には茶会のストーリー説明をお渡ししました。
待合は照明を落とし、竹の明かりで出会いを演出
当日、朝取った竹で結界を用意、茶合や蓋置きも青竹から作りました。
本席では後見役として説明、もちろん点前から水屋、進行まで今回は自分たちで行いました。
巻物の会記も手書きで頑張りました。
床軸も手書きです。月の都なので兎もいますね。
床の間:素心竹石 正客定:松姿鶴操
ご家族やご友人、先輩たちにたくさんご来席いただきました。
お菓子は「月の姫」竹林に覗く月をイメージ。中身はピンク色のお姫様が。
本席のあとの「理想郷」では琴の演奏を。帯飾りの上には可愛らしい十二支。
香煎茶とお菓子で和やかなひとときをお楽しみいただきました。
手作り茶会は「自分たちの手で最高のおもてなしを」ということで客数も限定としています。
夏から準備を始めてきたそうで、今までに参加してきたほかの茶会を参考に頑張りました。
お客様からは驚きや喜びのお声を多数いただき、部員たちも安堵していました。
引き続き、神戸女学院大学小笠原流煎茶道部への応援をよろしくお願い致します。
中間支部秋季茶会
茶会名 中間支部秋季茶会
担当支部 中間支部
席主 浦塚秀宣
場所 なかまハーモニーホール
点前 器局点前 80名
軸 歳寒三友 田能村直入 野崎家旧蔵
盛物 田園佳趣
正客定 百寿大福
お茶会の感想
「文化の日」に恒例(25回)となりました中間支部の茶会を開催しました。毎年表千家様と和室と洋室を交互に使用させてもらっています。
今回は和室16畳に長椅子に座卓テーブルを設置し一般の方に窮屈にならないようにいたしました。座卓テーブル式は好評で中間市の副市長や教育長ご夫妻も初めての煎茶に好感を持たれる程でした。
また、別室の茶室に昨年百歳で逝去された前中間支部長の宮崎秀弥先生の遺影に観音画を飾り遺徳を偲びました。今回も遠賀、水巻支部の皆様にはご助力頂きありがとうございました。
浦塚先生、ご報告ありがとうございました。宮崎先生のお優しいお顔が思い出されます。何より宮崎先生の思いを大切に引き継がれていることを嬉しく思います。引き続き、中間支部のご発展をお祈り申し上げます。
北九州総支部 小倉城庭園講習会
秋色の十月一日、小倉城庭園茶室にて、若宗匠、潤子先生をお招きして講習会が開催されました。
講習内容は、露地からの席入と卓式点前の実技講習です。
まず若宗匠を囲んで露地の心得や解説、手水の扱い、席入りの仕方、足の運びなどユーモアを交えてのお話を頂いて実技と進みました。
露地の入り方では、迎付は潤子先生、正客は金谷先生です。お二人の出会いが自然かつ順調に進み、庭の木々など鑑賞されていました。
席入が始まり、畳半畳を一、二、三、と全員が音頭を取り、又若い同門の方々はノートにペンを走らせていました。
掛軸の前へ、そして脇床への足の運びで畳への思いが蘇りました。最近では立礼が多いですからね・・・
後半は卓式点前と進みました。
突然指名されてお点前させて頂きました。着座の瞬間から若い頃のように手を震わせながらやっている姿を、若宗匠を始め、お客様も優しい眼差しで、大丈夫と励まして頂き、事無きを得た次第です。
観月会、福岡講習会、小倉カルチャーセンター、午後からは小倉城庭園講習会と三日間に渡りお疲れ様でした。八幡東支部 早川翠硅
関西学院大学ホームカミングディ協賛茶会
素敵なホールで煎茶点前(彩雲棚)を披露しました。
西宮北口教室、卒業生、他大学の煎茶道部もお手伝いいただき聞き茶を楽しんでいただきしました。
「煎茶かな?」お客様は真剣に味わっています。
教授者は後見役も勉強します。みなさん、上手に説明してくださいました。
二日茶会が続きましたが、みなさん笑顔で気持ちよく頑張ってくれました。
お客様の中には「先月の兵庫県ふれあい茶会でも小笠原流の煎茶席に参加しました」「煎茶会があるのを楽しみにしていました」「母校に煎茶道部があるのは誇りに思います。頑張ってほしい」など、有り難いお声がけをたくさんいただきました。
青峰会のみなさん、お疲れさまでした。年末に向けてまだまだ頑張りましょう!