小笠原流煎茶道便り「日々是好日」

兵庫県芦屋市を拠点に、日本各地・海外において小笠原流煎茶道の保存と伝承を図るとともに、煎茶道文化の普及活動を行い、日本文化の向上と発展に貢献する 『小笠原流煎茶道』の公式ブログです。

芦屋市を拠点に、小笠原流煎茶道の保存と伝承を図るとともに、
煎茶道文化の普及活動を行い、日本文化の向上と発展に貢献する
『小笠原流煎茶道』の公式ブログです。

218日、朝一番 ご本尊と 観音様に献茶の後、

東慶寺本堂の書院にて お席が開催されました。 

千宗旦ゆかりの茶室「寒雲亭」保全のためのチャリティー茶会です。

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お軸は「和敬清閑」、お床の盛り物は「五清」、

正客定は「芝山祝寿」です。

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お菓子は寒牡丹。
上に藁の覆いを模した茶色のりゅうさん紙をのせます。
これもお仲間が分担して折ってきてくださった物。
和菓子職人さんがお菓子の懐紙絵を添えてくださいました。
皆様に感謝申し上げます。

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おもてなしの気持ちとして この茶会のために。結界は 藻玉と竹根で手作り、鎌倉彫で 仏手柑の茶合を彫りました。お客様が お楽しみ頂けましたら幸いです。」

素敵な茶会報告をありがとうございました。
各所に細やかな心遣いされた茶席でご来席の皆様にも喜んでいただけたことと思います。
関西からご参加の皆様もありがとうございました。

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JOYONEカードプレミアム会員向け企画としてアシノバ茶会が開催されました。
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受付のあと、露地(特別通路)を通り、伽羅の香りのする特別茶室へ。
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暗い室内ではBGMの流れる中、和蠟燭が心地よく揺らぎ、気持ちも自然と落ち着きます。
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トークショー 煎茶と抹茶の違いや日本茶の魅力について。
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煎茶席体験 抱月棚 床軸「桜」直外 盛り物「万代長寿」
風にたなびく陰陽五行の布をあしらい、人生におけるたおやかさを表現。
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菓子:春告げ鳥 玉露:瑞峰庵・匠 
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お茶の楽しみ方として。 冷煎茶を用意
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大福茶:温かいほうじ茶に黒豆、結び昆布など
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2日間アシノバスタッフの方々にもお世話になりました。
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最後は蓋置をリクエスト!

今回は、煎茶道の紹介とご家庭でも淹れられるお茶をご紹介しました。
お客様全員から「大変満足」のアンケートをいただき嬉しい限りです。
それぞれに「家でやってみよう!」「こんな素敵な茶会はじめて!」とお喜びの声をいただきました。
アンケートの一部をご紹介
・煎茶道に興味があったので非常に楽しかった。日常のお茶を丁寧にいれたいと思います。
・お花やしきたりなどの他の知識も学べてとても勉強になりました。
・非日常の空間、美味しいお茶屋お菓子、丁寧でわかり易いご説明、すべてが素敵でした。
・皆様の所作が美しく、とてもゆったりした気持ちで拝見していました。
・お茶の色々な飲み方を知ることができ、とても良かったです。
など。
これからも煎茶道や日本茶の魅力をお伝えして参ります。
青峰会の皆さん二日間ご協力ありがとうございました。

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 煎茶3案内ポスタードイツ語
 期間:22日~5

 日本のブースで、一日一回煎茶道のデモンストレーションを行う。
 テーブル上での丸盆点前をご披露。

 

 期間中、毎日15時より煎茶道のデモンストレーションを行いました。

 コロナ明けで旅行へのアイディアを欲して、会場はすごい人でした。

 日本ブースはとても人気で、ずっとお客様がお越しでした。

  デモンストレーション中も立ち見もあって沢山の方々にご覧頂きました。
 2023-02-03 在スイス日本大使館 藤山大使
 スイス大使もお出でになりました。
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 煎茶2
 煎茶4折紙
 煎茶5お着付け
 折り紙と着付け
 煎茶6スタッフと集合写真
 スタッフの皆様  直近では、スペインとルーマニアでの参画がある予定
 とのこと期待しております。

 



  

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月の最後の日曜日、コロナのため中止になっていた恒例の小倉北支部の初煎会を企救焼窯元の和室で行いました。前日、お席作りをしてお茶会の準備をしました。

正座をすることが難しい方が増えましたので立礼席にいたしました。
5人の席を2席行いました。役割を決め、交代しながら和気あいあいの中に少し緊張しての初稽古となりました。

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コロナ禍で何かと不満なことが多いのですが、今一度「知足」ということを心にとめて、日本で一番早く開花する啓翁桜を使った「万代長寿」盛物と「不老長春」の正客定で一足早く春を呼び寄せたいと思いました。

小倉北支部 中村先生、ご報告ありがとうございます。
立礼の茶布敷点前ですね。
企救焼の茶器一式も素敵です。
建国記念の日近くなので一足早い啓翁桜の万代長寿もおめでたくて良いです!
今年も小倉城の呈茶などの茶会もあると思いますが、支部の皆様が楽しく煎茶活動できますよう願っております。
どうぞ、皆様にもよろしくお伝えください。



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  床飾り 
   座礼席   ふくべ棚点前

床飾り  「我逢人」・・・・・・ 博道猊下書

盛物    千佳    正客定・・芝蘭富貴

文房飾   いろいろ

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 点前  台湾支部 羅秀伶
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 羅秀伶 初煎会感想文
 
初煎茶会感想文
  
初煎茶会感想文

台湾 羅秀伶

 

過去3年間のコロナ禍を経て、やっと今年になって、私は念願の初煎会でのお点前披露をさせていただくことができました。それは他でもないお家元様副家元様のお力添え、お稽古を中断せざるを得ないような状況の中でも私たち台湾の生徒らに気を配り、リモートを活用してご指導し続けてくださったからこそ実現できたものなのです。心より感謝申し上げます。

リモートを通してのお稽古でありながらも、お家元様副家元様のお稽古に対する厳しい目は変わらず、お点前の流れからお道具の展開位置まで、更には微妙な姿勢の違いや僅かな指先の動きに至るまで、何一つ変わらず大変丁寧にご指導いただきました。その熱心さに報いたい気持ちからも、私は常日頃お稽古を怠らずに、練習の時も鏡を置いて鏡に映る自分の動きを確認しながら練習に励み、そして、頭ではなく体で覚えること、茶道で心を養うこと、また、お稽古を通して大切な礼儀作法を身につければ、自ずと美しさを体現できると信じてこれまで努力を重ねて参りました。

お点前と体の動きの関係はとても密接なもので、つまり、お点前が上手になるには、作法が体に浸透するまで一つ一つの動きに慣れ、頭ではなく体が流れを記憶し、自然に動いてしまうくらいになるまで練習を続けること。私はお稽古を通して、このように地道に練習を繰り返すことの大切さを知りました。これは他でも同じことなのですが、煎茶道を学ぶことを通してより一層その大切さを深く知ることができたように思います。そして、今では何事も難易度を気にするのではなく、自分がどれだけ時間をかけて慣れ親しむことができるかが重要なのだと考えられるようになりました。

今回の初煎会ではお家元様ご考案のふくべ棚を発表させていただきました。お茶席のお道具はその形や色、模様などに、「言わずとも心そこに現る」という言葉の通り、茶具にはそれを手に取る人たちへの思いが込められております。お道具一つをとっても分かるように、お点前が完結した形で披露できるのは、お点前だけの功名ではなく、そこにはお点前人を囲む物、人、空間すべてが一体となって初めて実現できるものなのです。私は小笠原流煎茶道の学びを通して、物に対する扱いが丁寧になっただけではなく、丹精込めてお道具を作られた作者にも自ずと敬意を払わずにはいられなくなりました。これからもお点前をする時に限らず、常に謙虚な気持ちを忘れずに、お道具を大切扱っていきたいと思います。

初煎会に来られるお客様は誰一人例外なくお茶文化を大切にされている人たちであると思います。露地での待合から始まり、庭園造景や床の間の掛け軸、そして美しい花の盛物などを鑑賞し、幸せな気持ちでお茶室に溶け込こみ、お点前を拝見しながらお煎茶をいただく。そしてそのお茶がとても美味しく感じるのは、選りすぐりの茶器や丁寧に行われるお点前など、随所におもてなしの心が込められているからこそなのだと思います。

思い起こせば、当初、茶道の道標として小笠原流煎茶道を学ぶと心に決めたのは、無理や無駄のないお点前の合理性の中にもしっかりとした礼儀作法が存在し、簡素でありながらも丁寧さを失わない素晴らしさを知ることができたから。そしてその素晴らしさを知れば知るほど好きになり、今では私の人生になくてはならない学びとして、心の修行の大切な部分を担っております。煎茶道のお稽古を通して私が得たものとは、人を敬い物を大切にする心、そして、物事の小さな違いにも目が届くようになり、違いそのものを楽しめるようになったことです。今後は、一人でも多くの人たちにこういった小笠原流煎茶道の素晴らしさを知ってほしいので、お家元様の教えと煎茶道の精神を伝承できるよう、これからも頑張って行きたいと思います。

 

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水巻支部から新年あいさつの会についてご報告を頂きました。
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掛軸 福寿海無量  盛物 天仙の寿

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お点前 ふくべ棚

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点心 美味しそうです。

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集合写真

 

恒例の「新年あいさつの会」をなかまハーモニーホール茶室にて行いました。

まだまだコロナ禍で職場から行動制限のお達しを受けている生徒さんがいます。
そんな
中、お茶室玄関先まで数名の生徒さんが新年の挨拶に来られました。

参加されている生徒さん達と懐かしく新年の挨拶を交わしながら、お稽古に来られる

日を心待ちしていますと声々に伝えていました。

本当に早く平常の生活が戻ること願わんばかりです。

ここは煎茶道で鍛えた精神力で色んな障害物を跳ね除けることだと...。

                          水巻支部  金谷 秀信

 ご報告をいただき、ありがとうございます。
一堂に会することが何かと気がかりではありますが、たくさんの社中さんたちにお集まりいただけるのは、やはり嬉しいですね!
金谷先生も療養中とのことですが、元気をもらえたことと思います。
大寒で冬日が続きますが、お体にはご留意ください。
今年も水巻支部の皆様のますますのご活躍をお祈りいたします。

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神戸市垂水区にある愛徳幼稚園にてお作法体験教室(全3回)が開催されました。
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幼稚園から「子どもたちにお作法を学ぶ機会を」と依頼があり、潤子先生と福井秀真先生が指導に行かれました。
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靴の揃え方、たたみの歩き方、お辞儀の仕方など年長組さん(5歳)が楽しくお稽古されたようです。
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3回目は参観日で保護者の方にも見ていただいたのですね。
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季節の行事は「せつぶん」について。もうすぐ節分、おうちで豆まき楽しんでください。
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和菓子は「春告げ鳥」可愛いお菓子に子供たちも大喜び!
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急須で淹れたお茶は美味しいですね。たくさんおかわりされたようです。

3回の体験教室を無事終えることができました。
「おうちで上手に畳あるいたよ」「今日もお茶飲める?」など、お子様たちは毎回楽しみにしてくれてました。
園長先生も大変お喜びでまた次回も楽しみにしてくださっています。(福井先生より)









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1月15日熊本支部初稽古のお便りをいただきました。
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抱月棚で茶会形式のようです。
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正客定は天仙の寿でしょうか。お多福南天も入っていますね。
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床の間には須藤智恵先生が持っていてくださった寿老人と早速、北村和煌作鼎式香立が!
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熊本では2月20日~23日まで京都染織の神田さんと子才林さんのやじきた展が予定されています。
煎茶道具も沢山あるようですので、よろしければ遊びに行かれては?

お便りの最後には「今年も熊本支部力を合わせて楽しく活動して参ります!」と締めくくられていました。大変嬉しいことですね!!期待しております!

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本年の家元初煎会もお陰様をもって盛会裏に終えました。
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座礼席 床軸:我逢人 博道猊下 盛り物:千佳
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ふくべ点前の披露 点前:関東青峰会 尾上
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黄檗山萬福寺第63代近藤博道猊下を正客に迎えて
点前:青峰会 後藤
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文房四宝の数々
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立礼席 床:軸 初代  盛り物:松姿鶴操 
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正客定:一枯一栄
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菓子:蒼松
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点前:島根支部 瀬崎 童子:島根支部 木下
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待合席:天仙の寿
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懐石は神戸吉兆の皆さんにお越し頂いています。
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近藤猊下の書「白鶴舞丹宵」(はっかくたんしょうにまう)
赤く染まった空に舞う白鶴 正月に相応しいお目出度い書をありがとうございます!
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今年の優秀賞は…⁇ 皆さんも3月末日までですから頑張ってください。
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お年玉は素敵な物ばかり、みなさん大喜びです。
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毎日お一人特賞の方もありました。「剣徳」 家元書
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教授お披露目の方へは家元から門標と黒末広が手渡されます。
おめでとうございます。これからも心にはいつも五カ条を忘れずに!

さて、初煎会を終えるとまた次々と楽しい行事が控えています。
各支部でも毎年大切にしている茶会から新たな試みまでいろいろ企画されていることと思います。
卯年は飛躍の年ですね。高く飛ぶには勢いが必要です。
この初煎会で勢いをつけて、心一つに飛躍して参りましょう。
皆様からの初稽古、支部初煎会などの様子もお待ちしております。







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3年ぶりにパリから帰国している社中が来庵されました。
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コロナ禍で久しぶりとなる再開、そしてお稽古。
久々に会う彼は4か月のお嬢さんのパパになっていました。
久しぶりの点前ははじめての小提籃でしたが、落ち着いてじっくりと楽しまれていました。
基本の動きも体がよく覚えていました。
「今度お会いするのは3年も開きませんから!」と、嬉しい言葉もいただきました。
パリでもまた煎茶道を頑張ってほしいですね。
台湾やフランス…茶縁に感謝です。

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